【木村の東洋医学ジカン♪】バチバチとなる静電気対策

皆さん、こんにちは!
PLATINUMAROMA 近鉄八尾駅前店木村です(^_^)

冬になると増える静電気。
バチッとするあれは、ただの不快現象ではなく、身体の状態を映すひとつのサインでもあります。

空気が乾燥すると、皮膚の水分量が減り、体表に電気がたまりやすくなります。
東洋医学では、この状態を「潤い不足」と考えます。

とくに関係するのが「肺」。
肺は呼吸だけでなく、皮膚や体毛を通して身体の表面を守り、うるおいを巡らせる役割を担っています。
乾燥が強いと肺の働きが落ち、皮膚のバリアが弱まり、刺激を受けやすくなります。
その結果、静電気として表に出やすくなるのです。

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●静電気をためやすい人の身体の傾向

静電気がよく起こる人は、
・手足が冷えやすい
・呼吸が浅い
・肩や首がこりやすい
・肌や喉が乾燥しやすい

こうした傾向を持っていることが多いです。
東洋医学的に見ると、「気」や「血」の巡りが悪く、余分なものを外へ逃がす力が弱くなっています。

静電気をためる、というより
「うまく逃がせていない」状態とも言えます。

●日常でできる、いちばん現実的な対策

難しいことをしなくても大丈夫です。

・室内は少し湿度を意識する
・手洗い後は、必ず保湿する
・化学繊維より、自然素材の服を選ぶ

これだけで体表の環境はかなり変わります。

外で金属に触るときは、
ドアノブに直接触れず、鍵や小さな金属を先に当てると、電気が一気に流れにくくなります。

●東洋医学的におすすめしたい整え方

ポイントは「潤す・温める・巡らせる」。

・白湯を飲んで、内側から乾燥を防ぐ
・首・手首・足首を冷やさない
・息を吸うより「ゆっくり吐く」呼吸を意識する

とくに呼吸は大切です。
肺は「吐く」ことで余分なものを外へ出す臓。
吐く息が浅いと、気も熱も体にこもりやすくなります。

ツボなら、
太淵(たいえん)
手首の内側、親指側にあり、肺を潤し、乾燥トラブル全般に使われます。

静電気は「敵」ではなく、
「少し乾きすぎてるよ」「巡りが止まってるよ」という合図。

バチッとする前に、
少し潤して、温めて、呼吸を深くする。
それだけで、冬の過ごしやすさは大きく変わります。

静電気が気になる日は、
身体も心も乾き気味。
まずは一杯の白湯と、深い呼吸から始めてみてください(^^)

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