【木村の東洋医学ジカン♪】秋の食欲は仕方ない!?

皆さんこんにちは!

PLATINUMAROMA 近鉄八尾駅前店木村です(^_^)

秋になると「なぜか食欲が止まらない」という声がよく聞かれます。
しかし東洋医学では、これは意志の弱さではなく【季節と身体の自然な反応】としてとらえます。
つまり、秋の食欲増加はあなたのせいではなく、身体が季節に順応しようとして働いている証拠なのです。ブログ画像
では、東洋医学的に秋とはどんな季節でしょうか。

秋は「燥(そう:乾燥)」の季節。
乾燥は肺にダメージを与えやすく、肺が弱ると、その相生関係にある「脾(ひ)」にも負担がかかります。
脾は食べ物の消化吸収を担当する臓で、ここが揺らぐと食欲のリズムが大きく変化します。

● 秋の乾燥 → 肺が弱る
● 肺と関係の深い脾が疲れる
● 脾が弱ると【気(エネルギー)不足】になりやすい
● 気を補おうとして、身体は自然と「食べたい」と感じる

これが、秋になると食欲が増える大きな理由です。

さらに秋は夏の疲れが表に出やすい季節でもあります。
夏に消耗した気を補うため、身体は本能的に「栄養を取り込みたい」というサインを送ります。
だからこそ、秋の食欲増加は【仕方のないこと】であり【正常な反応】でもあります。

ただし、放っておくと脾に負担が積み重なり、逆にだるさ・冷え・むくみを悪化させてしまうことも。
そこで、今日からできる秋の食欲ケアをまとめます。

1, 脾を守るために【温かいものを基本にする】
秋は体が冷えやすく、脾の働きも落ちやすい季節です。
温かいスープ、味噌汁、蒸し野菜などを主役にすると、脾が整い食欲の暴走が止まりやすくなります。

2, 肺を潤す食材をとる
梨、れんこん、白きくらげ、はちみつなど“白い食材”は肺を潤し、乾燥による脾の負担も軽減します。

3, 深呼吸で【肺と気の巡り】を整える
秋は呼吸が浅くなりやすく、気が巡らず食欲が乱れます。
ゆっくり吸って、長く吐くことを意識するだけで肺が整い、脾への負担も軽くなります。

4, 甘いものが欲しいときは脾の疲れサイン
秋はとくに脾が弱りやすい時期。
どうしても食べたいときは、さつまいもや栗、かぼちゃなど【自然の甘み】に置き換えると、逆に脾を補ってくれます。

秋の食欲は、季節と身体がつくる【自然のリズム】。
自分を責めず、身体の声として優しく受け取って、整えていくきっかけにしてくださいね(*^▽^*)

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